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News

お知らせ

2026.07.27

重要なお知らせ

8月以降の産婦人科診療時間変更のお知らせ(7月28 日更新)

8月27日(木) 17時30分まで、福岡県社会保険支払基金運営委員会のため

8月31日 (月) 16時まで、福岡県母体保護法指定医審査委員会のため

9月17日 (木) 午後は14時30分から、福岡県産婦人科医会公務のため

9月25日(金)17時30分まで、福岡県社会保険支払基金運営委員会のため

9月28日(月) 15時30分まで、福岡県産婦人科医会理事会のため

10月1日(木)午後休診、日本産婦人科医会医業推進委員会のため

10月15日 (木) 午後は14時30分から、福岡県産婦人科医会公務のため

10月24日(土) 10時30分まで、日本産婦人科医会九州ブロック協議会のため

10月26日(月) 15時30分まで、福岡県産婦人科医会理事会のため

 

急に変更となる場合がありますので随時ご確認ください。

時間は診療終了の目安です。概ね30分前にはご来院ください。

ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

2026.07.21

新着情報重要なお知らせ

お盆休みのお知らせ

令和8年度のお盆休みは8月12日から8月15日です。
ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。
8月10日は通常通りの診療になります。

2026.05.19

新着情報

WEBメディア掲載のおしらせ

この度、WEBメディア「医師道(https://ishi-do.com/)」に当院院長のインタビュー記事が掲載されました。  

記事内では、開業に至るまでの経緯や診療への想い、今後の展望などについてお話ししています。  

ぜひご一読いただけますと幸いです。  

▼ インタビュー記事はこちら
https://ishi-do.com/fukushima-clinic/

 

▼ 本企画の運営元
運営元:株式会社WeBridge
HP:https://webridge.co.jp/

2026.03.26

新着情報

健康診断価格改定のお知らせ

 4月1日より健康診断の料金を改定します。
基本健診3500円、雇用健診6500円に変更になります。
検査体制の維持、向上のための改定となります。何卒ご理解賜りますよう宜しくお願いします。
(3月31日までは基本健診3000円、雇用健診6000円で行っております。)

2025.06.12

新着情報

お盆期間の休診について

令和7年のお盆期間の診療は以下の通りとなります。みなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

8月9日 土曜日 通常診療(13時まで、受付は12時30分まで)

8月10日 日曜日 、8月11日 月曜日(祝日)日祝日のため休診

8月12日 火曜日 通常診療

8月13日 水曜日? 8月16日 土曜日 お盆休みのため休診

8月17日 日曜日  日祝日のため休診

8月18日 月曜日 通常診療(午前9時より)

2025.05.16

新着情報

WEBメディア掲載のおしらせ

この度、看護師転職・求人サイトのコメディカルドットコムにインタビューをしていただきました。
当院の職場の魅力が伝わる記事となっています。

▼インタビュー記事はコチラ
患者様の笑顔を糧に、内科と婦人科の2専門科の強みを生かして働き、成長する|福嶋クリニック

2024.06.10

産婦人科より

産婦人科を受診すべき症状や心配毎について

博多区吉塚の福嶋クリニックです。当院のホームページをご覧いただきありがとうございます。
どんな時に婦人科、産婦人科を受診してよいのかわかりにくいという方もおられるのではないでしょうか。さて、このページでは、一般に産婦人科で扱うお体の不調や病気でみられることの多い症状と、関連する病気の特徴や検査、治療などについてご紹介します。

1,生理(月経)不順、生理の量が多い、長く続く

そもそも「生理不順」ってどこからが不順?と思われる方も多いと思います。生理の周期とは生理がはじまってから次の生理が始まるまでの日数をいいます。このばらつきが大きい(一週間以上ばらつく)と生理不順、周期が極端に長い、短いもの(25-38日が正常です)をそれぞれ稀発月経、頻発月経といいます。生理の量も多いのかどうかよくわからないとおっしゃる方も多いですが、一般的には健康診断の血液検査で貧血といわれたり、昼でも夜用の生理用品が必要になったり、生理の時にレバーのようなかたまりがみられたり、というような時は、量が多い(過多月経)ことがあります。また出血が1週間でおわらない場合には、「長い」(過長月経)、逆に1-2日で終わってしまうと「短い」(過短月経)と考えていただいてよいと思います。

生理とは単に月1回出血がおこっているだけではなく、脳の間脳下垂体と卵巣、子宮の間でホルモンによる調節が行われておこる複雑な生理現象です。いわゆる「ストレス」で生理がおかしくなるというのも、この調節が関与しています。生理不順は卵巣と間脳下垂体系の調節の異常や卵巣自体の問題でおこる排卵の障害によることが多いとされています。周期が長くなったり、不規則になったり、月経量も少ないことが多いのですが、なかにはおおむね正常に生理がきているようにみえる場合もあります。

生理がこない(無月経)状態が長期間続くと、子宮体がんのリスクが上昇することがあるので出血をおこしたりするなど何らかの治療が必要になります。不順の程度や出血のご様子などで、どの程度生活に支障がきているか、現在妊娠のご希望があるかなどによって治療の目標、治療方法は異なります。一般的には排卵や生理をコントロールするには、ホルモン剤を用います。低用量ピル(いわゆる避妊ピル)を使ったり、漢方薬を併用したりすることもあります。旅行や試験などで生理をずらすなど一時的な月経移動、月経調節を行うときにもホルモン剤(主に中用量ピル)を使用します。

子宮筋腫や子宮腺筋症は、生理の時の出血が多くなったり、長くだらだら続いたりする原因となることがあります。生理痛が強くなることもあります。貧血になったり、昼でも夜用の生理用品を頻繁に交換したりしないといけないなど、生活に支障をきたすような場合には治療が必要です。

また閉経(生理がおわること)の数年前からは、生理が不規則になったり、生理の量が多くなったり少なくなったりと変化がおこることもあります。生理不順と思っていても、このような不正出血の陰には「がん」が隠れていたりすることもありますので、注意が必要です。

2,したばら(下腹部)の痛みや生理痛で困っている。

婦人科で取り扱う病気に関連した痛みは下腹部、や腰におこることが多いです。生理と一定の関連をもつ(生理のきまった時期に)痛みがある場合も、婦人科的な原因をもつことが多くあります。
代表的なものはいわゆる生理痛です。生理の時に子宮が収縮するのは、生理の出血を止めるための体のしくみのひとつですが、この痛みが強すぎて生活に差し支えるような状態を月経困難症といいます。
子宮内膜症や子宮腺筋症があると、生理痛が強くなりやすいといわれています。治療としては、対症療法として痛み止めを使ったり、閉経と同じような状態をつくるような薬物を使用したり、低用量ピルを用いたり、また漢方薬を併用したりします。生理と生理の中間に左右のどちらかの下腹部に排卵に関連した痛みがみられることもあります。排卵した後からお腹の中に出血がおこり、痛みが続くようなこともあります。排卵を正確に自覚するのは難しいので、不順の方はもちろん生理が順調な方でも基礎体温をつけておかれると、痛みと生理の関連がわかりやすくなります。
クラミジアなどの細菌などの感染により、卵巣や卵管に炎症が起きる場合もあります。この場合は痛みと生理の時期とあまり関連がないこともあります。おりものの異常などを伴う場合もあります。クラミジアは女性では無症状のことも多いので、気がつかないうちにパートナーも感染するような場合もあります。

卵巣はお腹のなかで完全に固定されているわけではありませんので、卵巣のう腫(卵巣に良性腫瘍ができている状態)がねじれて非常に強い痛みがおきることもあります。
女性でお腹が痛いというときには、内科的な(腸などの痛み)ものか婦人科的なものかわかりにくいことも多いと思います。当院は、内科、婦人科がありそれぞれの専門医が診療を行っていますので、どちらの科にいってよいかわからないときなどにも対応できることが多いと思います。

3,生理以外の出血(不正出血)がある。

生理以外に性器出血がみられることがあります。これを不正(性器)出血といいますが、生理以外の出血なのかそれとも生理がおかしくなっているのか、ご自分ではわかりにくいことも少なくないと思います。
不正出血があった場合に一番注意しないといけないのは、がん(悪性腫瘍)です。代表的なのは子宮頸がん、子宮体がんです。子宮頸がんはがん検診で早期に検出できることが多く、また早期にみつかれば妊孕性(妊娠する可能性)を残して治療することができる場合もあります。がん検診はかならずお受けください。
がん検診で異常があった場合にはコルポスコープといって、子宮の出口を拡大して観察する検査や、病変とおもわれるところを一部かじりとって顕微鏡で見る検査、また子宮頸がんと関連するといわれるパピローマウイルスというウイルスの検査が必要になることもあります。
一般的な子宮がん検診は、頸がんの検診のことをいいます。閉経前後に不正出血が見られた場合には、体がんの検査も必要になることがあります。
また、妊娠に伴う症状として不正出血がみられることもあります。特にご自分で妊娠しているつもりがない方でも、おかしな出血があったときはご注意いただくのがよいと思います。

4,おりもの、外陰のかゆみ、外陰部の違和感、排尿(おしっこ)の調子が悪い

これらは不愉快で生活に支障をきたしやすい症状の一つだと思います。おりものは病的なものではないこともありますが、カンジダなどの真菌(カビ)や細菌が原因で腟や外陰部に炎症をおこしていることも多々あります。いわゆる腟炎、外陰炎といわれる状態です。腟内を洗い流したり、カビや細菌に作用する薬を使ったりすることで治療が可能です。
また、おりもの自体は異常でなくても、外陰部のかぶれや湿疹を引き起こしていることもあります。ご自分で治療するのが難しいところでもあり、治療により症状軽減を実感していただきやすいことも多いように思いますので、お困りであればすぐに受診されることをおすすめします。
痛みの項目でもでてきましたが、クラミジアや淋菌の感染でも痛みはなくてもおりものとして自覚されることもありますので、普段とちがうようなおりものが続いた場合、あるいはおりものの変化にともなって下腹の痛みは不快感があるような場合には、受診されることをおすすめします。

子宮や膀胱、直腸を支える腟の壁などがゆるんで、外側にでてきていることもあります。ご自分でさわってみて何か触るなどでお気づきになる方もおられます。下着ですれて出血したり、炎症をおこしたりすることもあります。
腟の壁の角度は、排尿の調子を保つのに大事な働きをしていますので、ここが緩むと、尿の出が悪くなる、残尿感がある、などの症状がみられることもあります。
治療としては手術が行われる場合もありますが、軽度のものはペッサリーとよばれるリングをいれて支えることで治療できることも少なくありません。

5,更年期症状

生理が終わる51歳前後に女性ホルモンの減少に伴っておこる諸症状を更年期症状といいます。更年期症状は多彩です。代表的なものは、めまい・ふらつき・耳鳴り、体がだるい(倦怠感)・疲れやすい、体がむくむ、頭痛や頭が重い感じ、冷えやのぼせ、ほてり(顔が急に赤くなり熱く感じる)、肩こり、腰痛、手足のしびれや違和感に加えて、精神的にもイライラや意欲減退などもみられるかたがおられます。

これらの症状は、必ずしも更年期と関係なく起こる場合もありますが、のぼせやバーッと汗がでるなどの症状は比較的女性ホルモン(エストロゲン)の欠乏に関連することが多く、ホルモンを補充するような治療をお勧めする場合があります。ホルモン補充以外にも漢方薬の使用など、症状をやわらげるような治療もあります。

ホルモンの補充は一般的には、閉経直後を中心とした症状の強い時期に行います。乳がん検診などを受けておくことも必要になります。

6,妊娠した(かもしれない)、妊娠したい、妊娠したくない

1)妊娠した(したかも)しれないとき

最近は、ご自分で妊娠反応を確かめてみえるかたも多いですが、妊娠の確定診断には超音波検査が必要です。妊娠反応の感度がとてもよくなったため、妊娠反応がでても超音波で赤ちゃんをいれている袋が見えない時期というのが数日から1週間程度あります。妊娠週数の計算法は、生理がはじまって14日目に排卵がおこっていることを前提としているため、超音波で赤ちゃんが見えない場合には、「実際に排卵したのは14日目よりも遅く、病院にくるのがはやかったのでみえない」「妊娠は成立したが、何らかの理由で正常に進行していない」「異所性(子宮外妊娠)」の3つの場合があります。

妊娠週数は最後の生理が始まった日から数えて280日目を分娩予定日とし、週数で数えます。28日周期で生理が合っている方だと、4週0日が次の生理の予定の日となります。 おおむね5-6週で、赤ちゃんのはいっている袋(胎嚢)がみえてきます。赤ちゃんの心拍がみえるようになるのが7週前後です。8週から11週にかけての赤ちゃんの大きさを計測して、生理から計算した分娩予定日とのずれが大きければ予定日を修正します。そしてその後は母子手帳をお渡しして、いわゆる妊婦健診を開始します。

すべての妊娠の5-10%は流産するとされており、そのほとんどは、赤ちゃんの心拍が見える前におこります。妊娠初期の少量の出血や軽い収縮痛は、特に異常がなくてもみられることがあり、様子をみるだけでよいことが多いです。絶対安静とすることは特にこの時期の流産を防ぐという点では意味がないというのが現在の考え方ですが、過度の運動やお腹に力がはいるような行動は避けていただいたほうがよいと思います。胎児心拍が確認される、また妊娠10週をこえると、初期の流産の確率は下がります。昔から「胎盤が完成する14-15週を超えると安定期」とよくいわれます。流産の可能性は減るものの頸管無力症や子宮収縮を伴う流早産など、メカニズムの違う病気が起きることがあります。特に前回の妊娠で中期流産、早産であったような方は早産のリスクが高い場合がありますので妊娠初期からよく医師と相談しておくことが望ましいと思われます。

現在では、諸種の出生前診断法があり、報道などで取り上げられることも多く、関心がある方も多いと思います。方法も様々で、わかること(わからないこと)も違います。またご夫婦のご心配なことやお持ちのリスクによっても受けるべき検査も違ってきます。いろいろな選択肢について事前によくご相談されることをおすすめします。

妊娠初期に「薬を服用したが、大丈夫だろうか?」とお尋ねいただくこともよくあります。実際には問題がないことが多いのですが、やはりご心配になる方も多いと思います。調査可能な範囲で情報を提供し、さらには国がおこなっている「妊娠とくすり」相談事業などへのご案内も可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。

2)妊娠したい(妊活を考えている、希望しているのになかなか妊娠しない)

妊娠をご希望になっているのに、なかなか妊娠しない方もおられます。避妊なく性行為があるのに1年間妊娠しない状態を不妊症といいます。不妊症の治療は古典的な方法から、いわゆる最新の生殖補助技術を使用した最先端の治療まで幅が広く、どのような治療を選択し、どれくらいのスピードでステップアップをしていくかは、ご夫婦のご年齢やライフスタイル、考え方によって異なり、正解があるわけではありません。

とりあえず妊活デビューというような場合には「タイミング法」からおはじめになるのがよいと思います。基礎体温をつけていただき、排卵日にあわせて性行為をもつという方法です。排卵日を予測する試薬などを併用する方法もあります。排卵が起こっていない場合や不規則で予想しにくいような場合には何らかの治療です。また、卵管が詰まっているような状態も不妊の原因となりますが、卵管造影という検査をするだけで卵管が通り妊娠することもあります。産婦人科医の多くが「不妊症で検査だけしたら妊娠された」という経験します。不妊症の方はもちろん、妊娠について不安がある方やお悩みの方、ブライダルチェックをご希望の方も一度ご自身の状態をチェックするよう、受診されてみてはいかがでしょうか。

3)妊娠したくない(安全でより確実な避妊をしたい、無防備なセックスをした)

避妊にもいろいろな方法があります。今、一般的な避妊法としては(男性用)コンドームとピルがあげられます。ピルは女性が主体的にコントロールできるという利点があります。 低用量ピルが使えるようになり、副作用も減りました。しかしごくまれですが、血が固まりやすくなってエコノミークラス症候群のような血栓症がおこるようなことがしられており、定期的な経過観察も必要なので、産婦人科で処方をもらう必要があります。ご希望があれば、ご相談ください。このほかに子宮内に器具をいれるような方法もあります。ご年齢やライフスタイルで、おすすめできる避妊法もそれぞれですので、まずはご相談いただければよいと思います。

ただ、どのような避妊法もパーフェクトではありません。またコンドームを使用していたのに破れたなどのアクシデントも起こりえます。避妊だけでなく感染症のリスクもありますので、ピルとコンドームの2つの避妊法を組み合わせて使用することが望ましいと思われます。

モーニングアフターピル(緊急避妊)

たまたま避妊しなかった、あるいはコンドームがやぶれていたなどで、妊娠が起こりやすい時期に無防備な(きちんと避妊できていない)セックスをしたというような場合にはモーニングアフターピル(緊急避妊)という選択肢があります。性行から72時間以内に服用開始すれば、服用した方の97%は妊娠しなかったという報告があります。ご心配があればご相談ください。

文献
産婦人科診療ガイドライン 産科編2014年版
産婦人科新郎ガイドライン 婦人科外来編2014年版
産婦人科研修の必修知識2016年版

2024.06.03

もしも肝臓が悪いと言われたら

肝疾患の診療について

ひとくちに肝障害といっても、原因や病状の進行の程度はさまざまです。自覚症状がないと、病院に行く一歩手前で立ち止まってしまうかもしれませんが、もしも肝臓に関して気になることがあればお気軽にご相談ください。

肝障害の原因と病気の進行度は、問診(輸血歴、飲酒の有無や量、薬剤の服用、家族歴など)、診察(黄疸、むくみや腹部の張り、毛細血管の拡張、肝臓が触れるかなど)そして血液検査と腹部エコーによって、ある程度までは判別可能です。放置してかまわないのか、経過観察が必要か、すぐに治療が必要なのか、まずは検査を受けることが大切です。

どのような病気でもいえることですが、肝障害においても急性と慢性の経過をたどる場合に分けられ、発熱や全身倦怠感、食欲低下に加えて、尿が黄色いなどの症状を伴う場合は一刻を争う病態である可能性も考えられます。反対に全く自覚症状がないまま慢性の経過をたどり、血液検査や腹部エコー(さらに腹部CT や MRI)検査により、はじめて病気の原因、進行度がわかる場合も多いのです。

肝障害を起こす原因としては、主として、ウイルス(おもに肝炎ウイルス)、アルコール
薬剤(サプリメントを含む)、糖尿病や脂質異常などに関連した代謝性のもの、自己免疫性肝炎(免疫の異常によっておこる)などが挙げられ、他にも、胆汁の通り道である胆管を閉塞するような結石や腫瘍、また悪性腫瘍の転移や血行障害などによるものがあります。

肝障害の原因や進行度は様々です。自覚症状がなくても、気になることがあればご相談ください。

肝障害の原因と進行度は、問診、診察、血液検査、腹部エコーなどで判別可能です。放置してよいか、経過観察か、治療が必要かを判断するためにも、まずは検査が大切です。

肝障害は急性・慢性に分けられ、発熱、全身倦怠感、食欲低下、黄疸などがあれば急性で一刻を争う可能性があります。一方、自覚症状なく慢性的に進行し、検査で初めて原因や進行度が判明することも多いです。

主な原因は、ウイルス(肝炎)、アルコール、薬剤(サプリメント含む)、糖尿病や脂質異常などの代謝性、自己免疫性肝炎などです。その他、胆管の閉塞(結石や腫瘍)、悪性腫瘍の転移、血行障害などもあります。

肝障害を起こす原因としては、主として、ウイルス(おもに肝炎ウイルス)、アルコール
薬剤(サプリメントを含む)、糖尿病や脂質異常などに関連した代謝性のもの、自己免疫性肝炎(免疫の異常によっておこる)などが挙げられ、他にも、胆汁の通り道である胆管を閉塞するような結石や腫瘍、また悪性腫瘍の転移や血行障害などによるものがあります。

問診と診察の次に血液検査を行いますが、

①血液検査で、まずは何をみているのでしょうか?

肝障害の程度=1.肝炎の強さ(今現在肝細胞が破壊されている勢い)+
2.肝臓の予備力(肝臓本来の働きがどの程度保たれているか)で表されます。

  • GOT/GPT(ALT/AST)は 肝細胞がこわれると血液中に漏れ出る酵素で現在の肝炎の強さを示す値です。
  • 一方Alb(アルブミン)は肝臓で作られるタンパクで、肝臓の生化学工場としての働きが弱ってくる場合に低下(低栄養でも低下)。T.Bil (総ビリルビン:黄疸指数)は肝硬変が進行したり、胆汁の排出がうまく行われない場合に上昇します。PLT (血小板)は肝臓の中の線維成分が多くなると低下し、肝硬変に進行しているかどうかの目安となります。

またアルコール性肝障害の指標として用いられるγ-GTPは 胆管系の障害や薬剤性肝障害などでも上昇します。一般にGOT/GPTが肝障害の代名詞となっていますが、数値が高くても、急性で完治する場合もありますし、正常でも肝硬変が隠れていることもあります。
検診で異常値を指摘されて、来院された患者さんのうち、肝障害の原因の頻度としては軽度の脂肪肝や軽度のアルコール性肝障害が多く見られます。ウイルス性慢性肝炎の主な原因であるB型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルス検査については、初回であれば無料でチェックできる制度もあります(令和7年10月現在)。検診はあくまでもきっかけですので、その後に原因とその程度を調べる検査は欠かせません。これ以外にも肝機能をチェックする項目は複数あり、必要に応じて測定を行い、画像とあわせて総合的な判断をしていくこととなります。

そしてエコーでわかることは

実際におなかを開けてみなくても、体表から機械をあてるだけで肝臓の形態の評価ができ、ほぼ体に害を与えることのない検査です。(時間もスクリーニングなら10分程度)

肝臓の正中縦断面のエコー像は、正常肝から、慢性肝炎、肝硬変に従って、断面の辺縁の鋭さが、鈍となり、肝硬変になると表面が凸凹不整となり、内部のきめが粗くなっていきます。

正常肝

慢性肝炎

肝硬変

肝炎の進行度だけでなく、脂肪肝の程度の評価や、肝細胞癌のスクリーニングなどに対して大変有用な検査です。(予約なしで当院で当日検査可能です。絶食での来院をお願いします。検査までにお時間いただく場合があります。)

次に慢性肝障害の原因となりやすい、C型肝炎、B型肝炎、脂肪肝について説明します。

②C型肝炎について

C型肝炎ウイルス(HCV)の感染により、肝臓に炎症、障害がおこる病気です。
進行するまで自覚症状がないことが多いため、採血により偶然発見されることも多く、
感染すると6~7割が慢性肝炎に進展することが分かっています。炎症の強さ、継続年数により違いはありますが、10年、20年以上の長い経過を経て、慢性肝炎の方の3~4割が肝硬変に進展します。
慢性肝炎から肝硬変への進行に伴い、癌が発生するリスクが高まります。また肝硬変が進行すると、腹水や黄疸の出現、食道静脈瘤などの合併症を引き起こしてきます。現在ウイルスを排除する治療の主体は、ほぼ内服の経口抗ウイルス薬です。副作用が少なく治療期間が8~12週と短く、ウイルス消失率も90%以上を越える時代を迎えています。ウイルスのタイプに関わらず、はじめて治療される患者様では8週間の治療薬が選ばれやすい治療となっています。ウイルスが排除できた場合は発癌のリスクや、肝硬変への進行を抑えることにつながるため、将来の発がんの不安を減らし、健康寿命をのばす大きな一歩となる治療と思われます。C型肝炎のウイルスが陽性といわれながら、自覚症状なく治療を受けておられない方も是非一度相談ください。

③B型肝炎について

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染により、肝臓に炎症や線維化がおこる病気です。
成人になって初めて感染した場合は急性肝炎を発症した後、多くの場合自然治癒しますがB型肝炎ウイルスのタイプによっては一部慢性化することがわかってきました。
慢性化するのは母子感染や幼児期に感染した場合が多く、その中の約1割の方が、慢性肝炎、肝硬変への進行を認めます。慢性肝炎、肝硬変に進行していく過程でがんを発症するリスクが高くなる点はC型肝炎と類似していますが、C型肝炎と比較すると、病期が軽くてもがんを発症する危険性もあり注意が必要です。2015年以降の肝細胞癌の患者さんの約5割弱がC型肝炎に由来し、約10~15%はB型肝炎に由来することがわかっています。
またウイルスに感染した後、肝機能自体はほぼ正常で経過する方の中にも、免疫系に作用する薬やがんや血液疾患の化学療法中に再燃する場合もあり、B型肝炎は感染後さまざまな経過をたどりますので、肝機能が正常であっても、その方にあった経過観察を個別にしていく必要があります。
以上まとめるとB型肝炎の治療に関しては、年齢、ウイルス量、肝機能、病期に応じて抗ウイルス薬を主体とした薬物治療が必要な場合と、薬は必要ないが定期的な経過観察が必要となる場合があり、病態を把握した上で的確に治療方針を決めることが重要です。当院では核酸アナログという内服薬での抗ウイルス治療を必要な方に行っています。過去にB型肝炎の感染を指摘され、症状がないため医療機関を受診されていない方をふくめて多くの患者さんに対応しております。

④脂肪肝、脂肪性の肝炎、肝硬変について

脂肪肝は肝臓に脂肪が貯まっている状態を指しますが、その多くは無症状で、健康診断やその他の病気でたまたま腹部エコーを受けたときに指摘されることの多い疾患です。

生活習慣が様変わりした現在、脂肪肝を持つ患者さんの割合は、健康診断で腹部エコーを受けた方の4人に1人といわれるほど、近年増えてきています。単に脂肪がたまっているだけでなく炎症がおこり、長い年月をかけて進行する肝硬変や肝がんの発症につながる場合があります。最近は「脂肪肝」をあなどってはいけないという内容のTVなどの放送もあり、精査を希望して来院される方も増えています。しかしすべての方が肝硬変や肝がんのリスクが高いわけではありません。

脂肪肝を持つ方のうち1~2割が線維化が進行して、肝硬変になり、がんを発症するリスクが高まることから、病態を正しく理解し、診断し、治療について考えることはとても大切です。炎症の有無についてはGPT(ALT)が持続的、あるいは間欠的に30を超えるかどうかが医療機関を受診されるかどうかの目安です。また線維化(肝臓の硬さ)の評価については肝臓の組織を採取する方法が最も精度はあがりますが、出血などのリスクがあり、実際には血小板数、線維化マーカー、腹部エコーでの肝の形態、補助的に肝硬度測定などにより推測します。肝硬変やその予備軍の患者さんには特に定期的なエコーによる発がんしていていないかどうかのチェックがとても大切です。

脂肪肝、脂肪性肝炎の背景には肥満や糖尿病、脂質異常などの代謝性機能障害が存在することが多く、糖尿病や脂質異常症を持った方に関してはそれぞれの治療が病態の改善につながることが分かっています。また高血圧、糖尿病、脂質異常症に対して治療中で肥満がベースにある場合には、BMIが27以上で2つBMI35以上で1つ以上の肥満に関連する健康障害があればGLP-1アゴニストという、これまで糖尿病がないと保険適応にならなかった薬が、肥満の治療薬として使われ始めています(ただしこの薬に関しては6か月の栄養指導が初めに必要であり、治療できる医療機関も限られていることから、今後少しずつ浸透していく治療と思われます。)

脂肪肝のエコー像

人生100年時代、少しでも健やかに年齢を重ねていくお手伝いをさせていただければと思っています。

 

2024.05.27

新着情報

内科からのお知らせ

当院では受診歴の有無に関わらず、発熱その他感染症を疑わせるような患者さんの診察を、時間と動線を分けて行っています。診察するスペースに限りがありますので、原則予約制(月~金)となります。まずはお電話でお問い合わせください。

2023.04.03

新着情報

クリニックからのお知らせ

当院はマイナ保険証対応医療機関です。マイナ保険証の使用が可能となっています。マイナ保険証を利用することで、ご希望の方には薬剤情報や特定健診の過去の履歴を、薬手帳や紙の結果を持参されなくても情報共有できるようになっています。初診料、再診料の金額がマイナ保険証を利用する、しないによって国の制度によって変わりますのでご留意ください。

Reserve

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福嶋クリニック

福岡県福岡市博多区吉塚1-14-23

092-621-8866